阪急設計コンサルタント|2011-2021 創立60周年記念誌
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132層高架橋施工部等遠影(淡路駅付近から梅田、天六方を望む)事業計画箇所平面図 阪急京都線と千里線が交差する「淡路」駅を含む4駅と全長7kmにも及ぶ線路を、地上から高架上へと上げる都市計画事業である。調査や計画は1980年代からはじまり、1994年に都市計画が決定、1997年の事業認可や2008年の鉄道の認可申請を経て工事を着手、現在も未だ工事が続くロングプロジェクトである。 当社はその調査・計画段階から本プロジェクトの一員となり、概略設計や詳細設計だけでなく、測量や土質調査、各種協議への協力から現在は工事監理までを担当している。高架化される4駅をはじめ、本設の構造物だけで300近くの数にのぼるなど、鉄道構造物の設計は相当な数が必要となり、現場の施工工程に合わせて順次、駅・構造物の詳細設計を実施している。また高架化の完成を見据え、駅を中心としたまちづくりの観点から、建築計画の検討業務も随時行ってきた。電気部門では、線路部や新駅の建設、変電所の移設に伴う詳細設計を実施し、また構造物構築に支障する箇所における線形変更作業等に対応するため、設計並びに工事管理担当が取り組んでいる。阪急淡路駅付近連続立体交差事業1

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