阪急設計コンサルタント|2011-2021 創立60周年記念誌
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45着工前着工前工事中京都線摂津市駅の現況完成図16 阪神高速淀川左岸線(2期)事業のうち阪急電鉄神戸線・宝塚線・京都線と交差する部分についての立体交差計画について、測量や土質調査などの各種調査業務と土木関係の設計業務を行った。また、本事業の関連街路事業である都市計画道路淀川南岸線事業についても、阪急電鉄との交差部分に関する各種調査設計を併せて実施した。 計画は、3複線区間において、橋りょう形式である既設構造物を地下構造形式(ボックスカルバート)に変更する難工事であり、創意工夫を凝らしながら安全かつ短期間での工事完成を実現できる設計に取り組み、2018年度に設計を完了した。 現在、鋭意工事が進められており、その中で工事監理と計測管理担当として、引き続き事業に参画している。 当該事業は、延長約2.1kmで、摂津市域約1.5km、茨木市域約0.6kmと2市に跨っており、大阪府が事業主体となって道路整備の一環として行う都市計画事業である。 事業区間の中心に位置する阪急京都線摂津市駅は2010年3月に開業し、これを契機に駅東側では、「福祉・教育・文化・医療・健康」の機能集積を図った交流拠点づくりを基本コンセプトとしたまちづくりが行われ、摂津市立コミュニティプラザや集合住宅等が整備された。 しかしながら、摂津市駅周辺の踏切道では開かずの踏切などにより慢性的な交通渋滞が発生し、また、鉄道による地域分断が地域活動の支障となっている。 このため、連続立体交差事業で鉄道を高架化することにより、5箇所の踏切道を一挙に除却し、側道等の道路整備を併せて行うことで、交通渋滞や踏切事故を抜本的に解消するとともに、市街地の一体化が図れ、消防車や救急車等の緊急車両の速達性も確保されるなど、地域の発展に大きく寄与するものとなる。 当該事業における鉄道の高架化は、現在線の東側に仮線を敷設し、概ね現在線と同じ位置に1線ずつ高架化していく、単線順次施工方式での施工ステップとなっている。 当社はその調査・計画段階から本プロジェクトの一員となり、測量や土質調査、各種協議への協力から、現在は概略設計から詳細設計を実施している。淀川左岸線・南岸線と阪急電鉄との立体交差事業阪急京都線(摂津市駅付近)連続立体交差事業

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