阪急設計コンサルタント|2011-2021 創立60周年記念誌
43/52

231家庭用デジタルビデオカメラを用いた橋梁の4鉄道営業線に近接して施工されるケーソン5家庭用デジタルビデオカメラを用いた継続的な変位計測による橋梁の応答振動特性検討6仮設かんざし桁に対する家庭用デジタルビデオカメラを用いた変位計測とその解析仮設かんざし桁に対して変位計測を実施し、補強前後の計測結果を比較し、加えて2次元フレーム解析の解析結果と併せて考察する。なお、計測対象の仮桁は、阪急電鉄(株)の協力により阪急千里線内に設置されている仮設構造物である。また、変位を計測する際の活荷重は、阪急電鉄の営業車両である。結果としては、仮設かんざし桁の補強対策工前後における変位の低減を2次元フレーム解析にておおむね再現することができた。今後は、計測結果と計算結果に生じた差異の要因について検討を行い、さらに時系列応答変位を2階微分した加速度の時系列応答に対してFFT解析を実施し、仮桁の固有振動数を推定し、仮桁の挙動の検証を進める予定である。7家庭用デジタルビデオカメラを用いた8跨座型モノレールPC軌道桁高架橋9高強度・高流動コンクリートを適用した鉄道No.和文表題著者名抄録資料名巻号ページ(発行年月日)4210跨座型モノレールPC桁高架橋の11跨座型モノレールPC桁高架橋振動実測結果継続的な変位計測による橋梁の応答特性内部に異常の発生する橋梁をヘルスモニタリングするには、荷重載荷時の橋梁の変位の増加を精度よく捉えることが有効だが、一般的に変位を直接計測するには大掛かりな設備が必要となる。そこで我々は、佐々木らのビデオカメラによる橋梁の変位測定技術を用い、近年目覚しく画質が向上している家庭用デジタルビデオカメラを用いた計測変位の精度確認を行っている。本研究では、約1年間継続的に鋼桁とPC桁の計測を行い、本システムの橋梁ヘルスモニタリングへの適用の可能性について検討する。2阪急摂津市駅阪急京都線正雀~南茨木駅間に新設した摂津市駅は、太陽光発電や各種省エネルギー設備の整備を推進し、また排出枠購入のスキームを活用することにより、駅に起因するCO2排出量を実質「0」とする取り組みを行った。3次元非線形有限要素を用いた橋脚のせん断耐力照査例通常、道路橋のコンクリート橋脚柱の地震時せん断耐力照査は、道路橋示方書の照査式により照査が行われている。今回対象とする橋脚は、構造が複雑でせん断耐力を適切に評価することが出来ないと判断し、より詳細な検討が可能な3次元非線形有限要素解析を用いて検討を行った。その結果、コンクリートの主応力は、設計基準強度以下となることや鉄筋の応力が降伏応力以下となること、主応力の方向等を総合的に判断し、十分な地震時の水平耐力を有しているものと判断した。特殊な形状の構造物に3次元非線形有限要素解析を実施することにより、耐力を適切に評価出来、結果、補強規模の縮小・コスト縮減の可能性を示唆するものと考える。基礎影響遮断壁の3次元FEM解析による設計円形ケーソン基礎を施工する場合、2次元のFEM解析では円形遮断壁のリング効果を評価することが難しいため、剛性の大きな材料を用いることになり不経済な遮断壁を計画せざるを得ない。そこで3次元のFEM解析を行うことで、リング効果を考慮した経済的な遮断壁の設計を実施する。鋼上路アーチ橋梁の変位計測と振動特性筆者らが効率的な橋梁の維持管理手法としてこれまで研究してきている、家庭用デジタルビデオカメラを用いた橋梁の変位計測による振動モニタリング手法を用い、道路橋の鋼上路アーチ橋の荷重車載荷時の変位計測より得られる橋梁の振動特性について報告する。交通振動の比較2011年に実施されたモノレールPC桁高架橋の現地車両走行実験において観察された橋脚振動について、その振動が高架橋特有のものであるかを検討するために、地盤特性および基礎構造が異なる他の高架橋で振動計測を行い、結果を比較する。高架橋における温度ひび割れ抑制対策鉄道高架橋において、高強度の高流動コンクリートの使用が計画されている高架橋については、単位セメント量が多く、水和熱に起因した温度ひび割れの発生が懸念された。そこで、温度応力解析により、施工時のひび割れの発生の可能性を予測するとともに、温度ひび割れの低減対策について検討を行った。その結果、低熱ポルトランドセメントおよび断熱性の高い養生シートを使用することにより、ひび割れを抑制できることを確認した。交通振動実測本研究では、跨座型モノレールPC桁高架橋において、走行車両下の橋脚の上部と桁中央の3方向の変位と加速度を測定し、PC桁高架橋の動的挙動を明らかにする。測定されたデータは、観測桁を通過する車両と反対側の桁を通過する車両の2つのケースで測定している。さらに、地盤条件と構造が動的応答に及ぼす影響を調査するために、地盤条件が異なる2つの場所で測定を行っている。の周波数分析2011年に大阪モノレール彩都線において、営業車両を用いた交通振動実験を行った。この実験は桁を挟み込みながら走行する特殊な構造を持ったモノレール車両が走行した際における、PC軌道桁高架橋の振動特性を調査する目的で行われた。本研究ではモノレールPC軌道桁高架橋の実測応答結果に着目し、FFT解析による周波数分析を用いて対象高架橋の振動特性について検討する。岡重嘉泰、海老原 学(阪急設計コンサルタント)、川谷充郎 (神戸大学 大学院)、金 哲佑 (京都大学 大学院)、三谷欣也(ニチゾウテック)横田英邦(阪急設計コンサルタント)平塚和身、岡重嘉泰、室屋信彦(阪急設計コンサルタント)、三木朋広(神戸大学 大学院)室屋信彦、岡重嘉泰(阪急設計コンサルタント)岡重嘉泰、海老原 学(阪急設計コンサルタント)、川谷充郎 (神戸大学 大学院)、金 哲佑(京都大学 大学院)、三谷欣也(ニチゾウテック)鈴木由美、天野健次(大成建設)、岡重嘉泰(阪急設計コンサルタント)岡重嘉泰、海老原 学(阪急設計コンサルタント)、川谷充郎 (神戸大学 大学院)、金 哲佑 (京都大学 大学院)、三谷欣也(ニチゾウテック)延命卓哉(神戸大学 大学院)、川谷充郎(神戸大学 大学院)、金 哲佑(京都大学 大学院)、柏木栄一(大阪府茨木土木事務所)、岡重嘉泰(阪急設計コンサルタント)川西貴士(大林組)、福井賢一郎、小林孝安(阪急電鉄)、山口武志(阪急設計コンサルタント)、松下 修(大林組)小野和行(エイト日本技術開発)、川谷充郎(神戸大学 大学院)、金 哲佑(京都大学 大学院)、柏木 栄一(大阪府茨木土木事務所)、岡重嘉泰(阪急設計コンサルタント)延命卓哉(神戸大学 大学院)、川谷充郎(神戸大学 大学院)、金 哲佑(京都大学 大学院)、池田 和聡(神戸大学)、柏木栄一(大阪府茨木土木事務所)、岡重嘉泰(阪急設計コンサルタント)(当社がこの10年間に発表した技術論文、書籍の記事等)第66回 土木学会年次学術講演会講演概要集建築と社会第66回 年次学術講演会講演概要集第66回 年次学術講演会講演概要集構造物の安全性・信頼性Vol.7 JCOSSAR2011論文集Page.FM4-1A(2011年10月14日)第67回 土木学会年次学術講演会講演概要集第67回 土木学会年次学術講演会講演概要集第67回 土木学会年次学術講演会講演概要集第67回 土木学会年次学術講演会講演概要集構造工学論文集第68回 土木学会年次学術講演会講演概要集Ⅰ-533(2011年9月)48、49(2011年8月)Ⅰ-327(2011年9月)Ⅵ-137(2011年9月)Ⅰ-492(2012年9月)Ⅰ-491(2012年9月)Ⅰ-510(2012年9月)Ⅵ-358(2012年9月)272-280(2013年)Ⅰ-323(2013年9月)対外発表論文について

元のページ  ../index.html#43

このブックを見る