阪急設計コンサルタント|2011-2021 創立60周年記念誌
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15行動指針 当社の経営理念・経営方針(巻頭参照)は、創立30周年の1991年1月に制定されました。その内容は60周年を迎えた現在においても、当社がめざすべき方向性、取り組むべき姿勢を明確に示していると考えます。その主旨を再認識することにより、人々が求める豊かな環境づくりを通じて社会に貢献する会社であることをめざします。 一方、2018年1月1日にはコンプライアンス宣言と行動指針を策定しました。建設業界で度重なる不祥事が発生したこと、製造業においても不正行為が大きな問題となったことから、「阪急阪神ホールディングスグループ コンプライアンスの手引き」に加え、当社の事業活動に即した指針を独自に定める必要があると判断したからです。近年企業はコンプライアンスの徹底にとどまらず、高い倫理観に基づいた誠実な対応がますます求められるようになっています。常に行動指針に基づき業務に取り組むことを心掛け、社会やお客様から高い信頼感や大きな安心感をいただけるよう努めてまいります。 私たちは社会やお客様から信頼される会社であり続けるため、コンプライアンスの徹底は会社が存続するための基本であることを肝に銘じ、「阪急阪神ホールディングスグループ コンプライアンスの手引き」および以下の行動指針に基づいて、高い倫理観を持って行動します。て、安全・安心で魅力的な施設や建物、サービスを提供する。2-2 依頼を受けた業務に対して、高い専門性と技術力によって調査・分析を行ない、科学的な論理性をもって最善の提案を行なう。2-3 技術的な判断に関しては、事実を隠したり不適正または誇張されて表示したりすることなく、正確な情報と客観的なデータ、技術的な裏付けのもとに、専門家としての意見を確信をもって表明する。2-4 設計ミスの撲滅、品質管理の徹底、各種データの改ざん防止、安全の確保に向けて、PDCAサイクルに基づいて、弛み(たゆみ)なき改善を実施する。2-5 建設会社との対応や工事費の積算・精算業務、設計変更に伴う対応などについては、業界慣行によることなくお客様との信頼関係形成を最優先にして、公正な精神で業務を行なう。ての中立性や独立性を侵すような利害関係を持たない。3-3 取引先への発注は、市場動向を反映した適正な価格を追求し、透明かつ公正な契約を締結する。3-4 取引先や建設会社およびそれに係わる協力会社に、金品等の不当な要求を行なわない。4. 情報管理の徹底4-1 業務を通じて知り得た依頼者の機密情報を第三者に漏らすことは絶対に行なわない。4-2 情報セキュリティについて、個人への教育も含め、組織として適切な管理を行なう。5. 健全な職場環境の整備5-1 ワークライフバランスを推進し、活発なコミュニケーションによってハラスメントのない風通しのよい職場をつくる。5-2 社会環境の変化に適合するよう各自の専門とする技術力の向上をめざすとともに、後進の指導育成を図ることで、組織として社会に信頼されるサービスの提供を続ける。1. 法令と社会規範の遵守1-1 法令および各種社会規範を遵守することはもとより、倫理観に基づいて誠意ある行動を取る。2. お客様の満足と品質の確保2-1 お客様のニーズをくみ取り、調査・計画・設計・工事監理・維持保全・発注者支援業務などの仕事を通じ3. 公正かつ適正な取引3-1 業務の受注に際しては、違法な行為による利益追求を行なわず、自由な競争を維持する。3-2 建設会社やそれに係わる協力会社とは、建設コンサルタントおよび一級建築士事務所、鉄道技術部門としコンプライアンス宣言コンプライアンス宣言

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